2010年11月10日水曜日

クマ騒動についての考察

今月6日の早朝〜朝に掛けて、市内のしかも拙宅の近くで熊(3〜4才のオス 体長124cm/62kg)が迷い込み、捕り物騒動が起きました。

画像元:信濃毎日新聞の記事から
記事によると、早朝6時過ぎにイトーヨーカドー南松本店の近くで目撃されてから南方向へ移動し、開明小学校の校庭を横断したりしてウロウロし、学校北側の住宅地に入ったところで麻酔銃によって眠らされて、北アの山中へ放された… とのこと。(^_^;)
今年は白馬や大町方面で「人里にクマが出没」なんてニュースがありましたが、降って湧いた様な松本市内でのクマ出没事件。考えてみると大町の様な、山と近い所ではなくそれなりの市街地、しかも山からは遠く離れたこんな所にどうやってやって来たのか、その辺が腑に落ちません。
ということでネットで地図を調べてみました。
西側の一番近い(と思われる)鉢盛山山系の山麓から直線で約11.5キロ、東側の鉢伏山山系からだと6キロばかりですが、この山の中に野生の熊が棲息しているとはあまり考えにくいし、東方向から来たとしても、途中にはJRの線路があって、人里のニオイを厭がる熊がそこを横切るとはあまり考えられません。
となるとやはり、西の北アルプス方向から迷って来たと考えられます。
実際、旧梓川村の金松寺山近辺の樹には、熊が木の実を食べる為に枝で作った“熊棚”があるという話だし、意外と熊の生息域と人里とは近いのかも知れません。

と考えると、どういうルートを通ってこんな街なかまでやって来たのか…
くだんの熊を麻酔銃で仕留めた信大農学部の泉山教授によると「川沿いの藪などを通り平地へ移動する」という事らしい。また「夜間に下りてきて食べ物を探している内に迷って来たのではないか…」とも言っているので、鎖川か奈良井川を辿ってやって来た、と考えられます。
ちょっと地図にしてみました。(ヒマ人! 笑)


描いてみると、意外と西からのルートは距離があります。川の藪を辿ってきたと言っても、仔熊にはかなりな距離だということが判ります。一番近いAのルートを辿ったとしても人里を通るのは11キロあまり。他に可能性のあるB・Cのルートも考えられますが、どれも距離が長い… いくら人目に付かない夜間の移動でも、やはり無理がある気もします。
で、浮上してくるのが初めに切って捨てた東からのDルート。しかしこれにはJRの線路という大きな“障壁“があるし、クマの棲息が確認されていない美ヶ原山塊という事もありますが、可能性はゼロではない…と思います。(^_^;)

そんな(?)物議を醸している今回のクマ騒動。そんなに今年は山に餌がない…という事なんでしょうか。

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