2011年6月29日水曜日

サッカーの審判

このところの山雅の試合では、やたらとブーイングや罵声が目立ってきており、それがけっこう審判へ向けてのものが多い…という事が耳目に入ってきます。
山雅サポの皆さんの中には、少年サッカーなどの関係で4級審判の資格をお持ちの方も大勢いらしゃる事と思います。その皆さんが、まさか審判へ向けての罵声を発しているとは思いたくありませんが、周囲の誰かがそうした声を上げている時は、どの様な心境でいらっしゃるんでしょうか。

サッカーの審判とは、文字通り試合をコントロールし、ルールに沿って試合が展開される様にサポートしている存在です。それだけに、審判資格を持っている様々な方の声として「黒子に徹する」という言葉があります。ピッチ上の主役はあくまで対戦している選手達で、それをサポートする審判が目立ってはいけない…という理念。(その意味で、審判もまたサポーターなんですよね)

有名な西村さん(南ア大会主審)や上川さん(ドイツ大会で主審)、それから目立ちませんでしたが副審の廣島さん(ドイツ大会副審)のような存在であっても、その精神は一緒だと思います。

こうした過去の大きな国際大会でも、審判の判定は覆ったことはありません。記憶に新しい南ア大会でも、TV放送で見る限り明らかな誤審はありましたが、試合後の結果は変わりませんでした。
そういう現実の元ではもう、“人が人を裁くとはそういうものだ”という視点で見る事が必要で、選手ましてや周りの観客がいくら大声で不満をぶつけても、その時その瞬間に下した判定は、滅多なことでは覆りません。(主審が副審に駆け寄って、複数の視点からの意見を取り入れて、直後に訂正する事はままありますが)
その判定が試合結果に繋がり、ひいてはそのチームが昇格するか降格するか、ギリギリの瀬戸際の重要な試合だったら、その結果次第では暴動にまで拡大してしまう場合もある…という危険性も孕んでいる以上、審判はものすごい緊張を持って試合を裁いている筈です。

先だって行われたUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦、選手入場する時に審判団が6人居た事に気が付かれた方もいらっしゃると思います。
普通は主審1人と副審2人、そして第4審の4人なんですが、この大会から実験的にゴール横にさらに2人を配置して、ゴール判定の精度を上げたと聞いています。しかしそれとて「ゴールラインを割ったか割らなかったか」の判定を、より近い位置で見る事に主眼が置かれていて、選手同士の接触やボールの扱いについての判定は、やはり主審と副審2人に任されているという事です。

視点をJFLに持ってきます。
今現在の松本山雅の状況は、色々な事がありつつも何とかアウェイ3連勝を上げて、次は南長野での信州ダービー2戦目。累積や前節退場でベンチ入りできない選手も多々居る中で、宿敵長野から勝利をもぎ取るしかない状態ですし、それ以降の試合も全て取りこぼしできない状況で、勝利を掴み続けるにはどうしたら良いか…。
チームフロントも選手も、サポーター&ファンも、勝ち続けるためには何をしたらよいのか(審判の判定を山雅にも有利に導けられるように)、そのことをじっくり考えて試合に臨みたいところですね。



JFAが2010年から掲げているスローガン「リスペクト」
☆大好きなサッカーをもっと楽しむために
互いを「大切に思うこと」。
「フェアで強い」
日本サッカーを目指して。

サッカーに敵は居ない。
対戦相手は敵じゃない。
自分たちの力をためし、サッカーを楽しむための大切な仲間。
試合のはじめに相手の目を見てしっかりと握手する。
リスペクトの証しとして。

この「リスペクト」の気持ち、観客の皆さんも共有していきませんか?

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