2013年12月14日土曜日

“山雅切れ”にはまだまだだけど

松本山雅が街を元気にする理由」と題した記事が、総合スポーツ誌「Number」に掲載されています。
雑誌記者の目線(=松本在住者ではない)で書かれた文章は、ある意味冷静でなおかつ、松本での山雅熱を語るうえで、ナチュラルで高い評価をしてくれているな…と感じました。(^_^)
文章の所々で描かれる「松本山雅というサッカーチームの弱さ・危うさ」…そして、それなのに2年目で7位という成績まで持って来られたのは、反町康治という稀代の知将と、選手を後押しする“グリーンモンスター”山雅サポーターの熱情である、という視点。(^^)

記事より:キャプションには「反町は“こういう
環境で監督ができるのは、幸せなことなんだろ
うな”と笑う」と(^^)

その中のいくつかを拾って転記します。
これはブームではない。松本の人々にとって、山雅はもはや暮らしの一部だ。練習場にはいつも、信じられないくらい大勢の見学者がいる。炎天下でも、寒風が吹きすさぶ中でも、人々は山雅に寄り添い、自らのチームに目を凝らす。
(老夫婦に連れられてアルウィンに来ている孫娘とのエピソードで)彼女は物心つかない年齢で、山雅を身体で感じている。数年後、彼女は幼いころからアルウィンに居たことを、そして松田直樹という人のことを祖父母や両親から聞かされるだろう。もちろん、大事なゴールを見逃した思い出も。それは、山雅がもたらした、幸せの形かもしれない。
反町監督の言葉)はっきりいって、それまでは草サッカーだったんだ。趣味でサッカーをしていた若者を変えなきゃ戦えない。相当な覚悟と労力がなければできないんだ。
-中略-
自己管理もできない若者が、街中で持て囃されるという厄介な状況になっていた。

あるものは応援とスタジアムだけ。練習環境が悪い、経験はない、資金もない、意識も低いという、ないもの尽くしの山雅にとって、欠点から長所を見出す反町は、これ以上ない指導者だった。
彼らは上手くない。ボールがどこへ飛んでいくのか、正直わからない。だが、この予想できないという事実が、どれだけ面白いことか。そう、カンプノウにないものがアルウィンにはある!
この一戦を観る前、ヨーロッパでイタリア対ドイツ、日本対オランダ、ベルギー対日本を観た。断言しよう、山雅と愛媛の一戦は、このどれよりもスリリングだ。
-中略-
信じられないことだ。山雅がついに愛媛に勝ってしまった。終了を告げる笛を聞いた瞬間、身体中が爽快な虚脱感に包まれた。サッカーを存分に体感した、その疲労が心地いい。
読んでハッキリしました。
なぜ我々山雅サポがこんなに心酔できるのか。チーム力としての危うさの中に光る、僅かな勝利への道筋。狭く選手が錯綜するゴール前の混戦から、相手DFを縫ってゴールを決める泥臭さ…
そういう全てのモノが混然として90分間続いたあとに、終了のホイッスルを聞く。そこに勝利があろうが負けであろうが、全力を出し切った選手を労い、讃えて次の試合へ気持ちを向けていく。
そんな感覚に山雅サポは酔い痴れて居るんだと、おこがましいかもですが、私は思います。
実際にアルウィンで観て、感じなければ山雅の魅力は判らない」とよく言われるのも、ここらへんの事が大きいんでしょうね。

(こんなに褒められて、穴があったら入りたい気分なんですが…(^^;) だって、アルウィン周辺への迷惑駐車は後を絶たないし、待機列でのマナーだとか、観戦後の座席に残るゴミだとか、恥ずかしい所はまだまだイッパイ…)

また、こんな事も書かれていました。
(途中加入の岩上選手の活躍について)アクチュアルプレイングタイム(APT)が短くなる。技術で劣る山雅には当然、APTが短い方が望ましい。反町には、岩上はセットプレーに不可欠なだけではなく、APTを短縮する希有な人材だったのだ。
岩上がタオルで丁寧にボールを拭き、広告の後ろまで下がってロングスローを投げる。それがゴール前での空中戦を経て、逆サイドのコーナーキックになると、彼はゆっくりピッチを横切ってコーナーへ向かう。これだけで、ずいぶん時計の針を進められる。ポゼッション幻想にとらわれた日本で、こんなことを考えている監督は反町しかいない。
ふーむ…ポゼッション幻想ですかー。(^。^)
確かに、今季ポゼッション率が相手を上回ったのはわずか2試合だった様です。(Football LAB 松本山雅FC2013シーズン ※ページ下部の「Stats」欄でボール支配率41.8% /リーグ順位22位)
単純に思っていたのは、スローインを正確に投げるためにシッカリ水分を拭き取って、より遠くへ投げるためにピッチ看板の間から助走距離を稼いでいる…だったんですが、そんな所でも岩上選手が貢献していたとは。恐れ入りました。m(_ _)m

最後に、愛媛戦終了後のセレモニーで飯田選手が言った言葉。
ぼくたちが勝つことで、最後まであきらめないことで、そしてクリーンなプレーをすることで皆さんの仕事、勉強への活力になればと思って戦いました。
山雅戦士の皆さんも、こういう意識でプレーしてくれていたんだなぁ…と、あらためて感謝の気持ちでイッパイです。

サッカー関係の雑誌では、先に発売された「サッカーキング1月号-[総力特集]山雅スタイル」もあるし、信濃毎日新聞社市民タイムス社から出されている「2013全記録」もあります。26日までの「山雅ミュージアム(in アイシティ21)」、26日の「反町監督トークショー」と1月25日の「2014新体制発表会」までの約1ヶ月間、“山雅切れ”の症状がピークに達する年末年始のお休みにも、これらをじっくり堪能するのもひとつですよね。(^。^)(あ、公式DVDの発売はいつなんだろう?(?_?))

それもひとつのOne Sou1!ww

0 件のコメント:

コメントを投稿